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    “The Night Museum at SHIBAURA HOUSE”     The Kama City Residency Biennale

11/06
(金)
予約なしOK
11/07
(土)
予約なしOK

The Kama City Residency Biennale
The Kama City Residency Biennale は、The Futureが九州の福岡県嘉麻市で立ち上げたアーティスト・イン・レジデンスです。アーティスト・イン・レジデンスとは、作家たちが衣食住を共にし、創作活動を行う場所でありプログラムです。The Kama City Residencyでは、オランダのクリエーター7名と日本のクリエーター3名が、2015年6月から8月にかけて3ヶ月間、嘉麻市内の廃校になった小学校・旧千手小学校に滞在し作品を制作しました。そして11月6日と7日、2夜連続で夜の美術館 “Night Museum”と題し、アーティストの作品展示と作品にまつわるトークを行うと共に、音楽や食も織り交ぜたイベントを開催します。


photo by Satoshi Nagano at Oda Hiroki Museum
会場である千手小学校では、滞在アーティストは住居兼アトリエとしてそれぞれ教室が与えられ、畳のベッドに蚊帳をかけ毎日自然の音を感じながら過ごしていました。この光景はレジデンスのシンボルとして、訪れた方や地元の方の記憶に刻まれています。

レジデンシーのディレクターは、以前SHIBAURA HOUSEでワークショップを行ってくれたオランダ人2名のユニット、The FutureのVincentとKlaraです。
http://the-future-residency.com

SHIBAURA HOUSEも地域やコミュニティに興味を持って活動していることもあり、縁あってスタッフの元行が1ヶ月滞在しました。滞在中は千手小学校とSHIBAURA HOUSEを繋ぐラジオプログラム ’’KAMA RADIO’’でプロジェクトや地域の紹介をしたり、地元の方にインタビューを行いました。

このプロジェクトの面白いところは、アーティスト自身が地域との関係を作っていく上で、''アーティストであること’’よりも、''どんな人間であるか''という性質が前にでているということです。千手小学校に集う人たちは皆、飲み仲間や趣味仲間として付き合い、その人の人間性と向き合っていく過程で作品を知ったり制作に関わってくださいます。
また今回の制作・展示のコンセプトとして''Memory''ー記憶というワードを設定し、地元の方とアーティスト自身の幼少期の記憶を重ね合わせたり、千手に3ヶ月間滞在したことによって彼らが共有する思い出や記憶が作品に反映されています。


Life in Senzu / Ryoichi Nakamura
photo by Satoshi Nagano at Oda Hiroki Museum


夜の美術館 ''The Night Museum'' 
レジデンシー開催地であった嘉麻市では、滞在制作での成果発表として、織田廣喜美術館にてプロジェクト全体を一つのインスタレーションとして展示しました。ここ東京では個々の作品に焦点をあて、都市の幻想的な夜の風景をバックに、作品に入り込む空間と、作品同士や地域との関係性、あるいは彼らの活動に関して、問いかけや議論を投げかける場を構成します。なお、11/6(金)19時からはオープニングレセプションを行います。The Futureの活動を紹介すると同時に、元行が現地で感じたことなどを踏まえながら、都市や地域との関係を考えます。またThe Night Museum開催中は、嘉麻から届いたフードやドリンクをお楽しみいただけます。


Three Dancers / Anna Claire de Breij & Christine Maas
photo by Satoshi Nagano at Oda Hiroki Museum


Reconsider / Kotaro Maetani
photo by Satoshi Nagano at Oda Hiroki Museum

嘉麻市ってどんなところ?
嘉麻市は、福岡県の筑豊地方南部の市。嘉麻市という名称になったのは最近で、2006年に山田市と嘉穂郡の稲築町・碓井町・嘉穂町が合併して誕生しました。人口は4万4千人。隣の朝倉市に跨って連なる古処山、馬見山、 屏山など、木材や水が非常に豊かな地域です。http://www.city.kama.lg.jp/ 
嘉麻市には元々6つの小学校がありましたが、過疎化による合併で嘉穂小学校と牛隈小学校という二つの小学校に集約されました。今回の会場となっている千手小学校は、昨年合併に伴い廃校になった場所です。


日程
11/6(金)
11:00-17:00      1F/M2/2F/5Fにて作品展示(フリースペースも通常通り利用可)
18:00-23:00       The Night Museum オープン
19:00-19:45       Opening Reception(by The Future and 元行まみ)
20:00-/21:00-/22:00-   Exhibition Tour (by The Future)

11/7(土)
18:00-23:00       The Night Museum オープン

18:00-20:00         テーマ:Memory
18:00-19:00       展示ツアー (by The Future:主催者からの視点)
19:00-20:00       展示ツアー (by 前谷康太郎:参加アーティストからの視点)

20:00-22:00         テーマ:Human Scale
20:00-21:00       サウンドスケープー都市と地方(by tones or sounds)
21:00-22:00       トーク(by The Trading City)

22:00-23:00         テーマ:Gesamtkunstwerk(総合芸術)
22:00-23:00       ディスカッション:ボリス・グロイの''The Museum as Gesamkunstwerk''という概念をヴィンセント・スキッパーが紹介

 * 詳細につきましては随時更新いたします。
 The Night Museumでは、嘉麻のドリンクやフードをお楽しみいただけます。
 すべてのプログラムは事前申し込み不要、参加費無料です。




本展覧会は、The Future Publishing and Printing(オランダ・アムステルダム)とSHIBAURA HOUSE(東京)のコラボーレーションです。

当日のプログラム内容

11/06(金) 11:00 〜 23:00
    “The Night Museum at SHIBAURA HOUSE”     The Kama City Residency Biennale

詳細▼

11/07(土) 18:00 〜 23:00
    “The Night Museum at SHIBAURA HOUSE”     The Kama City Residency Biennale

詳細▼

出展作家プロフィール

Klara van Duijkeren & Vincent Schipper / The Future
クララ・ヴァン・ダウクレン & ヴィンセント・スキッパー/ ザ・フューチャー
Publishing, Design / Amsterdam
The Futureはオランダの首都アムステルダムを拠点とし、出版やキュレーションを行うデュオ。紙による印刷物にとどまらず、サウンド作品やインスタレーションなど、実験的な試みから出版へと展開していく。嘉麻で出会った甲斐犬のIchiro Kagetoraも加わり、今回のレジデンシーのディレクターを務める。http://the-future-residency.com

Ryoichi Nakamura / 中村亮一
Fine Arts , Oil Paint / Tokyo
東京造形大学在学中、20代で単身でベルリンに渡り、絵画制作のみならず展覧会の企画等にも携わる経験も持つ。近年は新素材に挑戦し、従来の四角いキャンパスから有機的な形をした支持体を用いた作品を制作。嘉麻では、The Futureと共にレジデンスが始まる1ヶ月前から滞在した。現在の千手の風景と、千手で生まれ育った人の幼少期の体験や写真を元に、滞在した小学校の机をキャンパスにして3枚の絵画を制作した。多摩出身で、地元の人には「多摩ちゃん」の愛称で知られる。http://www.ryo-art.org/

Dirk Smit / ディルク・スミット
Design, Applied Arts / Eindhoven, Amsterdam
アイントホーフェンで空間デザインや内装・映像・インスタレーション等多岐に渡り活躍するデザイナー。地元の木工芸作家の協力を得ながら、木版で折り紙のように折りたためる「船」を制作。お盆に行われる「精霊流し」にインスピレーションを受け、近くの池に浮かべて船の一部を燃やす。この船には自身が幼少期に折り紙の船で遊んだ記憶や、亡くした家族への思いや地元の方との経験など様々なレイヤーが重なっている。http://drksmt.nl/

Christine Maas / クリスティン・マース
Audio Visual Art /  Amsterdam
音楽および音の空間性や知覚に関心を持つサウンドアーティスト。オランダの映画祭やCitySCREEN Barcelonaに参加。三味線や笛の音に感銘を受け、長唄を題材に研究・映像制作を行った。また写真家Anne Claire de Breijとコラボレーションし、神楽の舞をコマ取りし、再構成する映像作品を制作。嘉麻では、言語が分からないながら、キャンプに来ていた小学生同士の内緒話をテントの外からこっそり聞いてみるなど、チャーミングな一面も見せる。www.christinemaas.nl

Anne Claire de Breij / アンナ・クレア・デ・ブレイ
Photography / Amsterdam
アムステルダムを拠点とする写真家で、フォーム写真美術館やハイス・マルセイユ写真美術館などで作品展示経験を持つ。一昨年にはオランダのオリンピック選手を撮影した写真集「Dutch Champions」を発表。鮮やかな色を用い、非常にクリアーなカットで被写体へとアプローチする。地元の人のポートレートを数多く撮影し、今回のレジデンスメンバーのポートレートも撮影。Christine Maasとは幼馴染。www.anneclairedebreij.com

Kotaro Maetani / 前谷康太郎
Video Art / Osaka
ビデオ を用いた自然光のサンプリングなどを通して、映像言語の新しい語彙を探求する。映像における光のあり方として、距離感や関係性を操作することで、二項の境界を曖昧にしたり再構成するビデオインスタレーションを主に発表。嘉麻では、サンプリングのためにカメラ・オブスクラを用いて屋上で夕日を、校庭で焚き火や花火を映像に収めること試みた。https://www.flickr.com/photos/__ktr__mtn/


Steven van Lummel / スティーブン・ファン・ルメル
Fine Art / Den Haag
大規模なソーシャルアートから壁面、葉書のイラストレーションまで多岐にわたり、世界各地で展示。今回は版画に魅せられ、地元の版画家を訪ねて技法を学び、精巧に描かれた絵は数百枚に渡る。現地で出逢った看板や雑誌など私たちにとっては懐かしさを含むものを、自身のテイストと融合させて制作されたインスタレーションの世界感には不思議と惹きこまれる。
音楽にも精通しており、SHIBAURA HOUSEのラジオプログラムではジングルを作成。http://stevenvanlummel.tumblr.com


Mami Motoyuki / 元行まみ
Architecture, Urban Planning / Tokyo
東京のSHIBAURA HOUSEから派遣されたリサーチャー。嘉麻市に1ヶ月間滞在し、アーティストや地元の人と時間を過ごすことで、地方でできることや地域性がどのように作品に反映されているかを現場で追った。コミュニティの形成方法や空間性の変化に興味を持つ。

お問合せ先

SHIBAURA HOUSE
info@kohkoku.co.jp (元行)
03-5419-6446

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